「ドジョウさん大好き!」野田首相の増税に感謝している政治家たち

まあ、たぶん散々語られてきたことだと思うけど、今回の消費税増税の件で政治家のほとんどは野田首相に感謝してる思う。

対象が消費税かどうかは別として、世の高齢者が胃瘻のおかげで元気はないけど生き続けちゃう昨今において、何某かの形で増税しないと年金どころか国家財政が破たんするのはそこら辺の小学生だって気づき始めてるレベルなわけだから、いつか誰かがやらなきゃいけない。ただやったが最後、世紀の嫌われ者として取り扱われるわけだから、なかなかやろうとする人はいないわけで・・・。
まさか、それが野田さんだとは思わなかったけど。

<野田さんが消費税増税に至った背景を想像してみる。>

1:友達がいない、失うものなし、怖いものなし
小泉首相タイプですね。こういうタイプは強いですよ〜。党とか友人とか関係ないですから。やりたい放題。

2:誰かに陰で褒められ続けている

⇒「誰にもできないことをやりましたよ!」「野田さんすごいです!」とノセられ続けていい気になっちゃったパターン。もちろん黒幕というか、野田さんに増税させて自分は泥をかぶりたくない人たちがおだてていい気にさせてるわけで。個人的にはこのパターンだと面白い。

3:教科書に載りたい一心
⇒最近の政治家さんで教科書に載るような人物って小泉さんくらいじゃないですかね。

4:ドM
⇒罵られるのが好き。泥水大好きドジョウくん。

5:政治的信念(笑)


これ以外の可能性も含め、どのパターンであるにしろ、民主党上層部的にとっては、選挙がやりづらくなるのはキツイけど、自分たちは何期も選挙に勝ってて地盤もあるからたぶん失職は無いし、「実は反対してたんですけど首相がね・・」とか言っておけば地元の老人たちはダマせる。民主党のせいで財政破たんした!なんてなったらそれこそ大変だから、泥を野田さんがかぶってくれるならまあOK。
野党的にはもちろん大バンザイ。自分たちの手を汚さず、かつツッコミどころまでもらえて大満足。表面的には反対しておいて選挙対策。内心ではもっとやれと思っているのでは。

とすると一番困るのは、民主党に下野されるとようやく手に入れた自分の政治的な影響力がほぼ無に帰し、年齢的にも体調的にも政治生命が終わるであろう小沢一郎氏と、次回選挙ではまず当選しないであろう小沢チルドレン(笑)とかいう一年生議員各位。
とすれば、彼らが新党結成して次なる寄生先を探すのは当然の流れといえるんでしょうね。

いずれにしろ、政治家各位は頼んでないのに喜んで泥水に飛び込んでくれたドジョウくんに感謝しないとね。